ロシア・サンクトペテルブルクで働いていた北朝鮮労働者2人が行方不明になったと、現地のオンラインニュースサイト、フォンタンカが報じた。

今月9日の夕刻、平壌建設総会社のジェネラルディレクターが、プーシキン市の警察署に52歳と39歳の労働者がいなくなったと届け出た。2人は、サンクトペテルブルク郊外・シュシャリ地区のヴィシェルスカヤ通りにある建設現場で働き、そこの宿舎に住んでいたが、1月2日から姿が見えなくなった。

会社の新年会で酒を飲んだ2人は、さらにビールを飲みに行くと言い残し外出したが、そのまま姿を消した。52歳の労働者は1万5000ルーブル(約2万9000円)、39歳の労働者は1万2000ルーブル(約2万3000円)の現金を持っていた。警察当局は捜査を行っているが、事件に巻き込まれたのか、脱北したのかを含め、詳細は報じられていない。

ロシア政府の発表によると、同国内には2017年初めの時点で4万7364人の北朝鮮労働者が滞在していた。その数は減少傾向にあると言われているが、労働力の深刻な不足で、現地での北朝鮮労働者への期待は依然として高い。

沿海州のアンドレイ・タラシェンコ知事は、同州で現在働いている1万人の北朝鮮労働者を引き続き働けるようにしてほしいと政府に要請した、とインターファクス通信が報じた。

国連安全保障理事会の制裁決議2397号は、国連加盟国が自国内で収入を得ている北朝鮮労働者とその監視要員を2019年12月までに帰国させることを義務付けている。