北朝鮮当局は当初、障碍者の中でも特に小人症患者を嫌悪し、文字通り「根絶やし」にすべく「全員処刑」まで計画していたが、国際社会の批判を恐れて強制移住政策に変更したとされる。
(関連記事:障碍者の「強制隔離」を実行した北朝鮮…抹殺も検討)平壌在住のデイリーNK内部情報筋によると、当局は知的障がいを持つ人を以前のように地方に追放することはなくなったという。市内には、数カ所の障碍者学校が作られたが、通っているのは幹部やトンジュ(金主、新興富裕層)の子どもだけで、一般庶民は排除されている。
北朝鮮は、2012年のロンドンパラリンピックに参加したが、国内にこのことを知る人は少ないという。