北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は21日、カナダのバンクーバーで16日に開かれた「北朝鮮に関する関係国外相会合」に対して「許せない挑発行為である」と非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
米国、カナダ両政府が主催した同会合は、ティラーソン米国務長官の要請で開催が決まったとされている。朝鮮戦争時の国連軍の参加国に加え、日本や韓国、インド、スウェーデンの外相が招かれた。
(関連記事:北朝鮮外務省「戦争を挑発する悪巧み」…バンクーバー外相会議を非難)論評は、会合に対して「地域の情勢を激化させようとする許せない挑発行為である」とし、「朝鮮半島の平和と安定を破壊しながら緊張を引き続き激化させて自分らの侵略的目的を実現しようとするのが米国の陰険な企図である」と指摘した。