北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は13日、南北関係改善の方針は「金正恩委員長の崇高な愛国意志の発現」とする署名入りの論説を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は、1月1日に発表した今年の施策方針演説にあたる「新年の辞」で南北関係の改善を呼びかけた。金正恩氏の呼びかけに応える形で南北高位級会談が9日開催され、北朝鮮が平昌(ピョンチャン)冬季五輪へ参加するなどの合意が交わされた。論説は、会談は金正恩氏の成果だと強調する狙いがある。

論説は、「非常に強化された共和国の総合的国力とそれによって変わった朝鮮半島の戦略的構図、現情勢と民族内部で日を追って高まる統一志向を正確に反映している最も積極的な統一方針である」と述べた。「非常に強化された総合的国力」とは、金正恩氏が新年の辞で成果を強調した「国家核戦力」を指すと見られる。

また、「民族の和解と統一を志向する雰囲気を積極的に作り出す問題、北と南の当局が民族自主の旗印を高く掲げて進む問題などは、現時期、緊張状態を緩和し、北南関係を改善するうえで必ず堅持すべき貴い指針である」と強調した。

さらに、南北高位級会談について「われわれの新たな北南関係改善の方針によってようやく実現された」とし、北朝鮮と韓国が「力を合わせれば解決できない問題がないということを再び実証した」と主張した。

つづけて、「今こそ、北と南が互いに力を合わせて北南関係改善問題を真摯に論議し、民族の活路を果敢に切り開くべき時である」と述べた。

その上で、「われわれは、心から民族の和解と団結を願うなら、南朝鮮の政権与党はもちろん、野党、各階層の団体と個々の人士を含めて、誰にも対話と接触、往来の道を開くであろう」と南北関係改善の意志をアピールした。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 新たな北南関係改善の方針は最も積極的な統一方針

【平壌1月13日発朝鮮中央通信】13日付の「労働新聞」は署名入りの論説で、最高指導者金正恩委員長が今年の新年の辞で闡明(せんめい)した新たな北南関係改善の方針は、共和国が一貫して堅持してきた主体的な祖国統一路線の輝かしい具現であり、わが民族同士が力を合わせて祖国統一の新しい歴史をつづっていこうとする金正恩委員長の崇高な愛国意志の発現であると強調した。

同紙は、また、非常に強化された共和国の総合的国力とそれによって変わった朝鮮半島の戦略的構図、現情勢と民族内部で日を追って高まる統一志向を正確に反映している最も積極的な統一方針であるとし、次のように明らかにした。

北南間の先鋭化した軍事的緊張状態を緩和し、朝鮮半島の平和的環境から作り出す問題、民族の和解と統一を志向する雰囲気を積極的に作り出す問題、北と南の当局が民族自主の旗印を高く掲げて進む問題などは、現時期、緊張状態を緩和し、北南関係を改善するうえで必ず堅持すべき貴い指針である。

今回、われわれの新たな北南関係改善の方針によってようやく実現された北南高位級会談は、北と南が力を合わせれば解決できない問題がないということを再び実証した。

今こそ、北と南が互いに力を合わせて北南関係改善問題を真摯に論議し、民族の活路を果敢に切り開くべき時である。

北南関係改善の問題は、当局だけでなく、全民族が力を合わせて解決すべき重大事である。

われわれは、心から民族の和解と団結を願うなら、南朝鮮の政権与党はもちろん、野党、各階層の団体と個々の人士を含めて、誰にも対話と接触、往来の道を開くであろう。---

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