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最近、中朝国境地帯で脱北を試み逮捕される人が増加しており、元日だけで20人以上が逮捕されている。

両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋によると、両江道と西隣の慈江道(チャガンド)の国境地帯で、脱北を試みた2家族など20数人が逮捕された。彼らは、国境警備隊の警備が元日に緩くなるのを狙って、午前3時ごろに川を渡ろうとしたが、途中で発覚して逮捕された。

国家保衛省(秘密警察)は、国境地帯で脱北を試みる者が増えると予想し、要員に対して住民の動向を監視するよう指示を下していたという。

国家保衛省、人民保安省(警察庁)、人民班(町内会)は住民に対し、「どこそこの川原は脱北しようとしていた人が大勢捕まったところで警備を強化している。水汲みや洗濯も中止せよ」といった形で、暗に「脱北するな」と警告している。

情報筋によれば、これは陽動作戦も兼ねている。