北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は23日、韓国の文在寅政権を「事大と外部勢力依存に狂った売国奴」と非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は19日、日本を訪問し安倍晋三首相を表敬訪問。北朝鮮問題や従軍慰安婦問題について意見を交わしたが、論評は「日本との関係が『肯定的な方向』に進んでいるだのと言ってさまざまな媚を売った」と非難した。

また、「現かいらい当局の同族圧殺野望と親日屈従的な姿勢を赤裸々にさらけ出した許せない反民族的売国行為である」と、文政権を糾弾した。

つづけて、「南朝鮮の執権者」としながら文氏が9月にニューヨークで行われた日米韓首脳会談で、「米国と韓国は(軍事)同盟を結んでいるが、日本は同盟相手ではない」と発言したことに対し、対日外交に積極的な文政権に対する周辺諸国の反発を静めるためだと指摘した。

論評は、文政権が日本との関係を改善することによって「米国が追求する三角軍事同盟の構築に積極的に乗り出している」と非難した。

その上で、「民族内に事大と外部勢力依存に狂った売国奴が寄生すれば民族の尊厳と自主権を守り抜くことができず、民族的羞恥と災難を免れないということは、ただ歴史の教訓だけではない」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

事大と外部勢力依存に狂った売国奴「労働新聞」 日本に秋波を送る南朝鮮かいらいの反民族的売国行為を糾弾

【平壌12月23日発朝鮮中央通信】数日前、南朝鮮のかいらい外交部長官である康京和は日本訪問の期間、日本首相の安倍に会って「国際社会が団結」して「制裁で北を圧迫するのが重要」だの、日本との関係が「肯定的な方向」に進んでいるだのと言ってさまざまな媚(こび)を売った。

日本外相との会談なる場では誰それの「核・ミサイル問題」にかこつけて「北核共助」を言ったかとすれば、今後、南朝鮮で発表するようになるという日本軍性奴隷問題「合意」の検討に関連する報告書の内容についてまでお粗末に説明しながら「政府の立場と一致したものではない」と了解を求める間抜けな行為もためらわなかった。

23日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、康京和のこのような妄動こそ、現かいらい当局の同族圧殺野望と親日屈従的な姿勢を赤裸々にさらけ出した許せない反民族的売国行為であると糾弾し、次のように指摘した。

先日、南朝鮮の執権者は対日外交に積極的な自分らに対する周辺諸国の反発を静めてみようと日本は自分らの「同盟ではない」と出まかせにしゃべった。

しかし、その言葉の余韻がまだ消えないうちに康京和が日本を訪問して安倍をはじめとする日本の宗主らに秋波を送りながら「関係解決」だの、「肯定的な方向」だのと言いふらした。

これは、かいらいが周辺諸国の目をだまして日本との「関係改善」で米国が追求する3角軍事同盟の構築に積極的に乗り出しているということを示している。

民族内に事大と外部勢力依存に狂った売国奴が寄生すれば民族の尊厳と自主権を守り抜くことができず、民族的羞恥と災難を免れないということは、ただ歴史の教訓だけではない。---

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