また、三池淵発着の列車の運行も完全に停まり、乗用車の通行も禁止されたため、足止めされた人びとは暖房もない駅舎や旅館で数日待つことを余儀なくされた。
ちなみに朝鮮中央テレビの天気予報によると、三池淵の白頭山密営の1日の最低気温は氷点下33度、最高気温は氷点下18度。3日は寒さが和らぎ、最低気温氷点下8度、最高気温氷点下2度となったが、いずれにせよ極寒であったことには変わりない。
さらに、三池淵に隣接する大紅湍(テホンダン)にある三長(サムジャン)税関周辺には数多くの貿易会社があるが、所属の車両はすべて数日間足止めを食らった。
三池淵から三長税関までは150キロほどの道のりだが、途中で全く動けなくなったというのだ。この地域は人口が希薄で、運良く数少ない村にたどり着いた人以外は、車中で震えながら夜を明かしたことだろう。