台風10号(ライオンロック)の影響で、北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)と隣接した中国吉林省延辺朝鮮族自治州では大雨が降り続き、「100年に1度」と言われるほどの大被害が発生している。
2日と6日の朝鮮中央通信は、道内の会寧(フェリョン)、茂山(ムサン)、穏城(オンソン)、慶源(キョンウォン)、慶興(キョンフン)、延山(ヨンサン)、羅先(ラソン)に甚大な被害が発生し、60人が死亡、25人が行方不明になったと伝えているが、北朝鮮と中国を結ぶ物流の大動脈である道路が寸断したことが明らかになった。
中国の貿易業者はデイリーNKジャパンの取材に次のように答えた。