北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、米軍が北朝鮮の核の脅威に備えて最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備を決めたことに対し、「黒白転倒の極み」であると非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、「米国が追求する侵略的なアジア太平洋重視戦略の基本目的は、ほかならぬ全朝鮮半島に対する軍事的支配と、ひいては中国とロシアを軍事的に制圧するところにある」と指摘。THAAD配備を巡り、米国と中露が対立している情勢と、自国の安全保障上の利害を重ねて論じた。