北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会傘下の祖国統一研究院は30日、金正恩第1書記が経済建設と核兵器開発の並進路線を提示してから3周年を迎え、この間の正恩氏の指導とその成果を称賛・誇示する詳報を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。
詳報は、この間に北朝鮮では「世界を驚かす奇跡的な成果が次々と収められた」とし、特筆すべき出来事として、今年1月の「水爆実験」を挙げ、続いて「小型化された核弾頭の実物が公開されて世人を再度驚かせた」と指摘している。
また、「朝鮮労働党の並進路線は厳しい情勢に対処するための一時的な対応策ではなく、革命の最高の利益と民族の千年、万年の未来をしっかりと保証する不滅の旗印である」とし、「米帝との最後の決戦と祖国統一聖戦の勝利も、社会主義強盛国家も並進でもって必ずもたらすと」と強調している。