「庭で飼っていた犬が夕食の食卓に上がってショックを受けた」
40代以上の韓国人からよく聞く話だが、犬肉はかつて、朝鮮半島の食文化に深く根付いていた。韓国政府が2006年に行った調査によると、韓国人の55.3%が犬肉を食べた経験があるとのことだ。
しかし、犬肉をゲテモノとして嫌う人もおり、値段の高さも相まって日常的に食べるものではない。さらに、犬肉禁止を主張する動物愛護団体の声も大きくなりつつある。また、1988年のソウルオリンピックの際には「外国人に見せたくない」との理由で、大通り沿いにあった犬肉屋が裏通りに追いやられた。