【北朝鮮ツアー・ブロガー旅行記-1-】ガイドに黙ってこっそり散歩からつづく
その日の集合時間は朝9時だった。私はつかの間の散歩を楽しむため、早起きして6時にホテルを出た。目に映る平壌の朝は印象的だった。ホテルのすぐ前で見かけたのは花がらの服を着た女性。彼女は外国人観光客を監視する公安の人。少し緊張したが呼び止められないことを心のなかで祈った。
平壌に広告はほとんどないけれど、この「平和自動車」は例外だった。アメリカ系(編集部注※実際は統一教会系)の会社で生産量は大したことないらしいが、北朝鮮では有名な会社だ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面職場や学校へと向かう人々や、道を掃除する人々の様子を間近から見ることができた。一緒に散歩に出た母は昔の北京そっくりだと言った。ふと後ろを振り返ったが尾行されていないようで安心した。
路面電車やバスの停留所の広告が入るスペースには風景画が飾られていた。慌ただしく行き交う通勤客。しかし、北京や上海の猛烈なラッシュアワーに比べると牧歌的な風景だった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮の人に何かを尋ねられた。何を聞きたかったのだろう。なんでバッジをつけていないのか。朝鮮語ができるのかどうか。話してみたかった。朝鮮語の勉強をしなきゃ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面平壌のほとんどの店はオープン前。10時オープンって遅すぎる。果物はほとんどが中国製のようだった。
ショーウィンドウの下の段にあるトイレットペーパーは、ホテルの部屋にあるものと全く同じだった。
同じ品物をズラッと並べるのが朝鮮式陳列方法のようだ。
服屋。80年台の中国が思い出されて懐かしい。
雑貨屋。時計や鞄が売られている。天井には北朝鮮の旗が。
公園にはジムのマシーンが置かれていた。使っている人は多いのだろうか。建物をきれいに塗り替えれば今の北京のような感じになるんじゃないだろうか。
街の至る所にあるプロパガンダの書かれた看板。
車が少なくて渋滞の心配はなさそうだ。
裸の石鹸が売られているのが珍しい。奥に置かれたタオルには「戦勝60年」という文字が浮かび上がっている。
2012年にオープンした「光復地区商業中心」。売られている品は、中国からの輸入品が6割ほどを占めるらしい。
まだオープン前だったので外から写真を撮った。
ホテルから2キロほど歩いたところで地下鉄の駅に向かう歩道橋を渡ろうとしたとき、後ろからハイヒール姿で尾行してくる女性に気がついた。驚きの余り気絶しそうになった。恐ろしくて大急ぎでホテルに戻った。
マンションの中に入ってみたかったが、女性がずっと付いてくるので諦めた。
ラッシュアワーの路面電車。かなり混んでいる。
【-3-】ローラースケートのちびっ子とカメラに照れない女子高生につづく