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北朝鮮当局が最近、中国を往来する華僑に対する動向監視と追跡を強化したと伝えられる。華僑を「体制を脅かすスパイ」と認識し、帰国時には脅迫に近い調査を実施していると情報筋が伝えてきた。

平壌のデイリーNK内部情報筋によると、中国に行って来た華僑は保衛部(秘密警察)に呼びだされ、滞在期間中に何をして誰に会ったのかと聞かれる。保衛部の取調官は「◯月◯日にどこそこの食堂であった人物は誰か」という具合に取り調べ対象の行動を詳しく把握している。

かつては1回調査を受ければ終わりだったが、今では何度も呼び出されてて「不純勢力との接触はなかったか」と厳しく追求され、脅されることすらある。監視強化で華僑同士の不信感も高まりつつある。

ある華僑は「中国に行くと監視を受けるようで怖い」「スパイを見るような保衛部の視線が気に障るが、ビザ問題があるため我慢するしかない」と話しているという。

情報筋によると、当局は北朝鮮在住華僑に対して特に関心を持たなかったが、1990年代以降、北朝鮮市場に中国製品が流通するようになり、「存在価値」が上昇し始めた。

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