北朝鮮で金正恩総書記が重点政策として掲げる「地方発展20×10政策」が、開始から3年目を迎え、年初から本格的に推進されている。朝鮮中央通信は1日、平安南道平原郡で地方発展政策対象建設の着工式が前日に行われたと報じ、「新時代の地方発展政策実行の第3年期事業が本格的に展開されている」と強調した。
着工式には内閣総理や道幹部、建設に動員された軍人・労働者らが参加したという。北朝鮮は先月29日にも黄海南道殷栗郡で、金正恩氏が出席した着工式を実施しており、地方開発事業を相次いで打ち出している。
同通信は、今年から20の市・郡で現代的な軽工業工場建設とともに、先進的な保健施設や総合的な文化サービス拠点を含む大規模建設事業が同時多発的に拡大すると伝えた。
金正恩氏は銀栗郡で「地方発展政策実行3年目の今年には、銀栗郡をはじめ20地域に地方工業工場とともに保健施設、総合奉仕所が共に立ち上がる」と述べ、「これは党政策の成功的結実であり、正確な執行だ」と成果を強調した。
同政策は2024年から毎年20地域に工場などを建設し、都市と農村の格差是正を目指すものだ。今月開催が予想される第9回党大会では、金正恩氏の看板事業として成果が大々的に誇示されるとの見方も出ている。
