韓国防衛事業庁(DAPA)は13日、韓国航空宇宙産業(KAI)が開発を進めてきた次世代戦闘機 KF-21 「ボラメ」 のすべての飛行試験プログラムが 成功裏に完了した と発表した。これにより、同機は開発段階の主要フライトテストを終え、 量産機の引き渡し準備に入る ことが明らかになった。

DAPAによると、試験プログラムは42か月以上に及ぶ長期にわたるもので、複数の試作機によるおよそ 1,600回に達する飛行試験が無事故で実施された。最終試験飛行は慶尚南道・泗川(サチョン)のKAI施設を拠点に行われ、予定よりも 2か月早い段階で完了した という。

これまでの試験では、空中給油、高機動飛行、各種装備動作確認を含む総合性能が評価され、初期のシステム開発段階が終了したとDAPAは説明している。今後はシステム開発プログラムの最終仕上げと量産準備作業に移行する。

官民両者は、量産標準機の引き渡しについて 2026年後半から開始する計画 を示している。これは開発段階から運用段階への移行を意味し、韓国空軍への初期配備がいよいよ視野に入ってくる。

KF-21は4.5世代戦闘機として設計され、F-4およびF-5戦闘機の退役に伴う後継機と位置付けられている。韓国政府は2030年代初頭までに 最大120機程度の導入を目指す長期計画 を掲げており、今後は量産機による各種実地評価・運用評価が進む見通しだ。

量産機は段階的に納入され、最初のバッチは限定的な任務能力を備えた仕様とされているが、将来的には各種兵装搭載や追加能力向上が見込まれている。こうした展開は、国産戦闘機としての独立した防衛能力強化と航空産業基盤の拡大に寄与するものとして期待されている。