北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が14日、訪朝したロシアのビャチェスラフ・ウォロジン下院議長と会見した。朝鮮中央通信が伝えた。

ウォロジン氏は、朝鮮半島が日本の統治から解放されて80周年に際して、ウラジーミル・V・プーチン大統領の祝賀書簡を伝え、
金正恩氏は謝意を表した。

金正恩総書記は、ウォロジン同志とロシア連邦国家会議代表団の平壌訪問を熱烈に歓迎し、今回の訪問は祖国解放80周年の意義を増し、新しい高みに上がった朝ロ関係の発展をより促し、両国人民の親しみと兄弟の感情をより厚くする契機になるであろうと述べた。

金正恩総書記は、2日前にプーチン同志と電話会談を行い、朝ロ両国間の二国間協力を多面的に拡大して発展させ、国家指導部間の接触や意思疎通をさらに緊密にすることで合意したと述べた。

金正恩氏は、「両国間の政治的協力関係を強化し、二国間関係の発展に有利な政治的、立法的環境を作る上で両国議会が占める地位と役割の重要性を強調し、新たな国家間条約と合意が各分野にわたって円滑に履行されるよう両国議会が共同で努力することを願う」と述べた。

ウォロジン氏は、「ウクライナ侵略者を撃退するためのクルスク解放作戦に優れた軍人を派遣し、ロシアの自主権と領土保全を守るのに役立つ多くの措置を取った」と感謝した。