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北朝鮮の金正恩総書記が15日、朝鮮人民軍第4回大隊長・大隊政治指導員大会で演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は「最も重要な戦線は反帝階級戦線であり、最も重要な任務は戦闘準備です」としながら、「われわれの主権が行使される全ての所で敵のあらゆる侵害行為を強力な軍事行動をもって制圧し、有事の際に課された任務を完璧に遂行できるように徹底的に準備していなければなりません」と述べた。

また、「韓米同盟を完全な核同盟に変え、米日韓の3角軍事共助を強める方法で『アジア版NATO』を急いで作り上げた米国は、毎日のように韓国とその周辺に戦略的軍事装備手段を投入し、NATO構成国をはじめとする同盟国の武力を引き入れて侵略戦争に熟達させるための様々な訓練を猛烈に繰り広げています」「侵略の矛先はほかならぬ米国の最も敵対的な相手であり、最も長い交戦国であるわが国家に集中しています」などと指摘した。

つづけて、「核武力強化の路線はわれわれにとって不可逆の政策となって久しく、残っているのは、今のうちでも核武力が戦争抑止の使命と第二の使命を遂行できるようにより完璧な稼動態勢を整えることだけです。核武力を中軸とする国家の自衛力を限界なしに、満足なしに、終わりなしに強めていくでしょう」と強調した。

さらに、「われわれは、米国と西側諸国がウクライナを突撃隊として展開しているロシアとの戦争をあくまでも、実戦経験を積み、軍事介入の範囲を全世界へ拡大しようとする戦争と見なすべきです。今、米国の戦争屋がウクライナとイスラエルへの軍事支援を続けて戦争を持続させているため、より多くの国々がそれに巻き込まれており、国際安保形勢は第3次世界大戦が起こりうるという不安を抱かせ、ますます危険な状態に立ち至っています」と主張した。

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そのうえで、「わが武力の各級は、全ての活動をあくまで戦争準備に志向・服従させ、それを早く完成するために邁進しなければなりません。『戦争準備の完成に総力を!』、これが革命の要求、現情勢の要求であり、わが武力の各級が高く掲げていくべき戦闘的スローガンです」と述べた。