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北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)は10日、朝鮮労働党創立79周年に際して、党中央委員会機関紙「労働新聞」に談話「幹部は党創立の理念と精神を体質化した共産主義的革命家になるべきである」を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

談話は「来年は党創立80周年に当たる年です。最長の執権の歴史を誇る革命的党、この言葉は単なる修辞学的表現ではありません」としながら、「わが党の革命的本性と存在方式を規定する党創立の理念と精神を純潔に継承し、党建設と党活動に徹底的に具現化するところに、尊厳ある強力な朝鮮労働党の百年、千年の未来と限りない発展が約束されています」と主張した。

一方、「われわれに提起されている課題は力に余る膨大なものですが、これを安心して任せうる準備された幹部が少ないのが問題です」と述べた。

つづけて、「今、一部の幹部は党政策の真髄も知らず、主観主義的に、趣味本位に活動を行うかと思うと、党政策を貫徹するとしながらかえって卑俗化し、はては政策的な線から脱線し、ねじ曲げて実行するような重大な欠陥を露呈しています」と指摘した。

さらに、「幹部の間で形式主義、要領主義、ことなかれ主義をはじめ責務遂行に全身全霊を傾けない無責任な活動態度が克服されていないため、われわれの前進・発展を妨げています」とし、「幹部は人民性を体現した人民の真の忠僕にならなければなりません」と強調した。

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また、「権柄と官僚主義、不正蓄財行為を一掃する闘争を引き続き力強く繰り広げなければなりません。権柄と官僚主義、不正蓄財行為は、わが党の創立の理念と精神に根本的に反する主な闘争対象です」と述べた。

そのうえで、「全ての幹部は、党創立の理念と精神を体質化し、全党強化と国家興隆の最も輝かしい時代を開いていく今日の闘いで、革命の指揮メンバーとしての責任と本分に忠実でなければならないでしょう」と呼びかけた。