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同通信の報道全文は次のとおり。

幹部は党創立の理念と精神を体質化した共産主義的革命家になるべきである

【平壌10月11日発朝鮮中央通信】敬愛する金正恩総書記がチュチェ113(2024)年10月10日、朝鮮労働党中央委員会機関紙「労働新聞」に発表した談話「幹部は党創立の理念と精神を体質化した共産主義的革命家になるべきである」の全文は、次の通り。

今日、われわれは全党強化の新たな全盛期、国家興隆の全面的発展期を確信をもって切り開いていく力強い進軍の中で、チュチェ革命の偉大な導き手である朝鮮労働党創立79周年を迎えています。

長期にわたる栄えある闘争の道程を振り返ると、朝鮮革命と共に、朝鮮人民と共に、この国と共に世界最長の社会主義執権史を記してきたわが党の偉大さに対する自負がさらに強く感じられ、革命烈士が開拓し積み上げてきた比類ない党創立史と功績が一層深く胸に刻まれます。

私は意義深い党創立日に際して、苦難に満ちた複雑多端な闘争の中で革命の戦闘的参謀部を持つ歴史的偉業を立派に成し遂げた朝鮮労働党の第1世代の革命家に不滅の栄光と崇高な敬意をささげます。

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そして、党への絶対的な信頼感と革命の勝利を確信する信念を持って厳しい試練と困難の中でもひたすら党に忠実に従い、党の闘争綱領の実現に献身している全党の党員と全国の人民に熱いあいさつを送ります。

党創立の偉業が達成されたこの歴史の日に、党の本態が何であり、その初の朝がいかに訪れ、栄光と勝利に満ちた党の歴史がいかに始まったかを振り返りながら、今日わが党が具現化している新時代の党建設路線の正当性を再確認し、党の偉業に忠誠を尽くす革命的信念と意志を固めるのは極めて有意義なことです。

来年は党創立80周年に当たる年です。

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最長の執権の歴史を誇る革命的党、この言葉は単なる修辞学的表現ではありません。

朝鮮革命の前衛隊の誕生を世に告げたこの日の画期的価値がより大きくなるのは、この日があってわが党が社会主義政権党史上最長の記録を打ち立てるようになったからだけではありません。

それよりも、革命が前進すればするほどその開拓期に創造された全ての貴い財貨と伝統をしっかり固守するのが、党の将来の発展を決定付ける重大な問題として提起されるからであり、ほかならぬわれわれが今日、これを強く自覚しているからです。

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ほぼ80年に及ぶ朝鮮労働党の聖なる執権の歴史と、この期間祖国と人民、時代と革命のために積み上げた大きな業績は、特有の深遠な党創立の理念と精神、その不屈の継承に起点を置いています。

わが党が荘厳な第一歩を踏み出したときから今日に至るまでの長い期間、いささかの脱線や変色もなく世界唯一の革命的性格と本態を確固と守り、人民大衆の限りない支持と信頼の中で社会主義偉業を百戦百勝へと導いてくることができたのは、ほかならぬ党創立の理念と精神に常に忠実であり、それを代を継いでしっかりと受け継いできたからです。

党の存在と発展において最も決定的で主な要因は、どのような理念と精神に基づいて創立されたか、その純潔をいかに固守していくかにあります。

それは、党の歴史的始原と本態に関する問題であると同時に、その代をつなぐ命脈に関する問題であり、党建設と党活動において絶対的な意義を持っています。

労働者階級の政党史上類例のない朝鮮労働党の党創立の理念と精神には、革命的党建設の独創的な道を切り開きながら見出し、党創立の組織的・思想的基礎を固める苦難に満ちた闘争を通じてその永遠なる真理性が検証された貴重な哲理が盛り込まれています。

この偉大な精神的遺産は、領袖の革命思想を唯一の指導指針とし、人民の理想が完全に実現した共産主義社会を建設するために闘うチュチェ型の革命的党、朝鮮労働党の性格と血脈を固守し、わが党が自分の執権力と指導力を絶えず成長させながら勝利の一路をたどることができるようにした原動力となりました。

生まれる前にすでに自分の生命力を永遠に保証する強力な精神的土台を確保したため、わが党の闘争の道程は困難で複雑を極めましたが、一歩一歩が勝利と成功で飾られました。

建党偉業の開拓世代が創造した精神的遺産がなかったなら、解放直後、さまざまな主義・主張や党派が横行する中であれほど短期間に勤労人民の大衆的党を創立することはできなかったでしょうし、建軍・建国の偉業を達成し、ついで帝国主義連合勢力の武力侵攻を撃退し、新生朝鮮の名声と栄光を轟かせた世界史的奇跡についても考えられなかったでしょう。

社会主義政権党が修正主義と教条主義の泥沼にはまり込んでいたときにも、多くの国で資本主義が復活する大政治動乱が起こっていたときにも、社会主義・共産主義の綱領を変わることなく高く掲げて力強く前進した朝鮮労働党の威容は、革命的党のシンボルとして輝いています。

労働者階級の党建設史には、勤労人民の要求と利益を代表する革命の前衛隊として発足したものの、無数の挑戦や反革命の攻勢の前で党の創立初期の闘争綱領と党の創立世代の革命精神を放棄し、変質・瓦解してその存在さえも維持できなくなった悲劇的な事例が少なからず記録されています。

時代の変化をうんぬんしながら党建設で改良主義の道を進めば、必ず党の創立初期の理念からの離脱と思想的・精神的変色を余儀なくされ、党の執権力を弱化させるようになります。

変化と革新は党建設の合法則的要求であり、革命と建設に対する政治的指導の必須の前提です。

しかし、革命的党が創立の初期に掲げた理念と精神はいささかも変わってはならず、絶対に改良されてもなりません。

それはほかでもなくここに、党の指導思想と闘争綱領、党創立の優れた経験だけでなく、党建設の全過程で遵守し具現化すべき原則と気風が集大成されているからです。

党創立の理念、党創立の精神の真の価値は、それが党創立偉業を強く牽引したことにのみあるのではなく、党創立以後にも尽きない生命力を持って党の指導力の強化と洋々たる前途をしっかり保証することにあります。

わが党は祖国と人民の運命に対する崇高な責任感と使命感から、前人未踏の険路が続く中でも党創立の理念と精神を一貫して固守し、変わることなく継承しており、そのため長期の執権史を、力強い強化・発展と輝かしい指導の歴史、偉大な為民献身の歴史として記しています。

執権の歴史と指導的権威、思想・理論と活動方法、規律においてわが党よりさらに長く、優れた面貌を持つ党はこの世にありません。

わが党だけが持っている絶対的尊厳と偉大さはすなわち、党創立の理念、党創立の精神の崇高性と偉大さであり、わが党の尽きない生命力はすなわち、党創立の理念、党創立の精神の生命力です。

今日わが人民は、類例のない試練を乗り越えて力強く前進する共和国の飛躍的な発展と、いかなる勢力も逆らうことのできない無比の力を持つ強国の偉大な威容を目の当たりにしながら、偉大な理念と精神の価値を胸深く刻み付けています。

党創立の標柱が偉大で、その継承が偉大であるなら、党の昨日と今日、明日が勝利と栄光につながるという真理が、ほぼ80年にわたる朝鮮労働党の行路に燦然と輝いています。

歴史によって検証されたこの偉大な哲理は今後も永遠に不滅です。

わが党の革命的本性と存在方式を規定する党創立の理念と精神を純潔に継承し、党建設と党活動に徹底的に具現化するところに、尊厳ある強力な朝鮮労働党の百年、千年の未来と限りない発展が約束されています。

偉大な党創立の理念と精神によって勝利の一路をたどるわが党の先頭には当然、それに一番忠実な幹部が立たなければなりません。

革命の前進と共に世代の交替が続いても、党の根幹であるわれわれの幹部が党創立の理念と精神を完璧に体現した共産主義的革命家になるとき、新時代の5大党建設路線が貫徹されてわが党の面貌と戦闘力は全面的に強化されるでしょう。

そのため、わが党は自己の発展の重大な歴史的時点で「党創立の理念と精神を継承して新時代の党建設の偉大な全盛期を切り開こう!」というスローガンを提示し、党創立偉業を完遂した第1世代の革命家の理想と信念、精神と気風を一層崇高な高さで受け継ぐことを幹部の第一の革命課題として打ち出しました。

党創立の理念と精神は、チュチェ型の共産主義的革命家が身に付けるべき思想的・精神的品格において精粋とならなければなりません。

領袖への忠実性と革命偉業に対する献身性、人民への奉仕精神と高い階級意識、社会主義的愛国主義と高尚な道徳的品性は、チュチェ型の共産主義的革命家の重要な思想的・精神的特質であり、これを最も高い境地で体現した人々はほかならぬ抗日革命闘士でした。

政権も後方もなく、白雪広野で雨露にぬれ野宿をしながら徒手空拳で革命を開拓・遂行した抗日闘士は、ひたすら金日成同志のみを頼りにして社会主義・共産主義に対する美しい理想と徹底した革命信念、百折不撓の闘争精神をもって20星霜にわたる万古の抗争史と聖なる党創立史をつづってきました。

党創立の偉業と建国、建軍の聖業に不滅の功績を積み上げた抗日革命烈士は、一生涯実直かつ潔癖な姿で祖国の富強・発展と人民の幸福のための闘争に自分の全てをささげました。

歳月は遠く流れましたが、第1世代の革命家の貴い精神は、革命の全ての継承世代を真の闘士、共産主義者に育成する尽きない滋養分となっています。

党創立の理念と精神を体質化し、徹底的に具現化することは、革命の指揮メンバーであるわれわれの幹部にとって今、一層切実で重大な課題として提起されています。

今日わが党は、帝国主義連合勢力の侵略戦争策動に対処して国の防衛力を引き続き打ち固めながら、社会主義の全面的発展を目指した大幅な活動を展開しています。

われわれに提起されている課題は力に余る膨大なものですが、これを安心して任せうる準備された幹部が少ないのが問題です。

党創立の理念と精神を創造した革命の第1世代は言うまでもなく、彼らから直接的な教育と感化を受けた第2世代、忠臣元老たちもわれわれのかたわらを離れていますが、新世代の幹部がその位置を頼もしく守り、彼らの役割を代行するためには、幹部を絶え間なく革命化し、幹部育成活動を抜本的に改善しなければなりません。

まさにそのため、党中央は幹部に建党偉業の開拓世代のように生き、闘うことを強調しながら幹部事業の革新に注力しているのであり、近年、朝鮮労働党中央幹部学校の事業を最大重視し、大きな力を入れて学校を世界にまたとない政治学園、党幹部養成の最高原種場として立派に打ち建てたのです。

わが党の執権の歴史が80年に近く、幹部を革命化・労働者階級化するという方針を打ち出して奮闘してきてからも半世紀をはるかに超えていますが、幹部革命化の旗印として党創立の理念、党創立の精神を前面に提起したことはまだありませんでした。

偉大な党創立史に記された遠大な理想と徹底した革命信念、不屈の精神をもって幹部を武装させてこそ、わが党の幹部革命化の目標を成功裏に達成し、党建設で一大転換を起こすことができます。

党創立の理念が幹部の生と闘争の目的、信条となり、党創立の精神と気風が幹部の思考と行動を確固と支配するとき、わが党の幹部陣容は真の共産主義的革命家の隊伍に強化され、われわれの党建設偉業は尽きない発展原動力を拡充して勝利に向けて引き続き前進することでしょう。

全ての幹部は、党創立の理念と精神を継承して朝鮮労働党の偉大な新しい歴史を記していくべき重大な時代的使命と切実な現実的要求を深く自覚し、幹部革命化の炎の中で自身を革命的に鍛練しなければなりません。

幹部が党創立の理念と精神を体質化するというのは、すなわち革命の第1世代が身に付けた党と革命への限りない忠実性と人民への献身的奉仕精神を本能的な気質、人生の本領とし、ひたすらその通りに思考し、行動することを意味します。

党創立世代の発揮した党性、革命性、人民性こそ、革命の指揮メンバーであり、わが党の根幹である幹部が身に付けるべき必須の3大気質です。

幹部は高い党性を身に付けて、党の思想と指導に従う上で中核としての責任と本分をまっとうすべきです。

わが党の尊厳と権威をしっかり擁護する上で幹部が先頭に立たなければなりません。

わが党の尊威はすなわちわが国家の地位であり、わが人民の第一の誇りであり、栄光です。

困難で複雑な闘争の道程で自分の党の尊厳と権威を無条件に死守し、革命を守ってきた前世代の気高い精神と貢献が、過去の歴史としてのみ残るようにしてはなりません。

現時代の闘争でも党の尊威をしっかり守ることは、当然、われわれの幹部の思考と活動の出発点、根本原則とならなければなりません。

活動と生活の全ての工程と契機ごとに党の絶対的な権威の保障に手落ちがないかを常に注意深く気を配り、小さな欠点も現れないよう事前に対策を立てることを慣習化しなければなりません。

幹部は、全ての活動を可視的な成果よりも党の権威の保障を第一義として慎重に検討し、用意周到に手配し実行しなければなりません。

幹部の党性は、党の路線と政策、決定を無条件貫徹する上で集中的に表われます。

党創立の初期には今に比べて環境と条件がより厳しく、幹部の学歴や経歴も優れていませんでしたが、党の路線と政策に対する観点と態度、政治意識と政治的感覚は、今日の幹部が見習うべき桁違いの水準にありました。

幹部は、初の世代の革命家の精神世界に見習って、試練と難関が折り重なっても党の政策を揺るぎなく貫徹する不屈の闘士になるべきです。

今、一部の幹部は党政策の真髄も知らず、主観主義的に、趣味本位に活動を行うかと思うと、党政策を貫徹するとしながらかえって卑俗化し、はては政策的な線から脱線し、ねじ曲げて実行するような重大な欠陥を露呈しています。

どんな仕事をしても、党中央の考えや意図をきちんと把握し、それに基づいて活動を設計し、問題の解決策を求める方法論を一貫して堅持し、党決定を寸分の狂いもなく完璧に実行することに最大の努力を傾けるべきです。

幹部の党性は、党の政治的・思想的統一と革命隊伍の一心団結を強化するための闘争で積極的に表われなければなりません。

われわれは、今まで党と革命隊伍の統一と団結がしっかり堅持されたといって、少しも自己満足したり気をゆるめてはならず、内外の敵が一心団結を破壊するためにすきを狙い、一層悪辣に策動していることを瞬時も忘れてはいけません。

幹部は、党の統一と団結を守る最前線に立っているという自覚を持って思想的に色あせ、階級的に変色した者と原則的かつ容赦ない闘争を展開して、革命隊伍の政治的・思想的純潔をしっかり守らなければなりません。

徹頭徹尾、党中央の唯一的指導体系の線で思考し、行動し、偶像化と特殊化、本位主義のような否定的な傾向と要素に対しては、それがたとえ些細なものであっても、直ちに闘争の火を点じて一掃しなければなりません。

先日にも、幹部が民心を扱う活動をガラス盆の上に電球を乗せて走るようにすべきだと言いましたが、これには民心の管理、団結の維持が並大抵のことではなく、常に緊張し、自覚して多くの手間をかけるべきだという意味がこもっています。

全ての活動を党と大衆の一心団結を強化することに徹底的に志向、服従させる一方、持ち上がる問題については、それが一心団結を固めるのに有利か不利かを正確に見分け、党の原則、階級的原則に基づいて正しく処理しなければなりません。

幹部は徹底した革命性を持って献身的に闘わなければなりません。

わが党は社会主義建設の各分野と国の全ての地域、人民経済の全ての部門を均衡的・同時的に発展させることを朝鮮式発展戦略として規定し、第8回党大会で決定された5カ年計画の膨大な闘争課題を実行しながらも、農村振興、地方発展の中・長期的な課題をさらに担う、決して容易でない戦略的決断を下しました。

これは、時代と革命の付与した責任と、人民の信頼と期待に無条件報いようとするわが党の革命的立場の明確な表われであり、全ての幹部の人一倍の革命信念、革命闘志と強靭で献身的な努力を求めています。

党創立の時期から今日に至るまで党の偉業をしっかりと支えてきた数多くの忠臣の人生が示したように、信念と楽観を持って苦難を乗り越え、祖国と人民のための聖業に最後まで自分の全てをささげる闘士が真の革命家です。

信念がなく未来を楽観できない人は革命を行う甲斐を感じることができず、苦難と試練に直面すると容易に動揺し、難局を打開することもできません。

幹部は、朝鮮式社会主義の絶対的な優越性と全面的国家興隆の明るい未来を確信させる今日の現実を正しく見極め、自力更生、刻苦奮闘の革命精神をもってあらゆる挑戦と困難を切り抜け、党大会と党中央委員会総会、政治局会議の決定をあくまで貫徹しなければなりません。

幹部が職務遂行で強い責任感と限りない献身性を発揮することが非常に重要です。

革命性はすなわち革命任務に対する高い責任意識であり、不屈の献身です。

われわれの社会主義建設史にいまだかつてなかった壮大な創造大戦が繰り広げられている今日の時代は、強い責任感に満ちた幹部、果敢な展開力と頑強な闘争力、徹底した実行力をもって明確な実績を上げる実践家型の幹部を求めています。

ところが今、幹部の間で形式主義、要領主義、ことなかれ主義をはじめ責務遂行に全身全霊を傾けない無責任な活動態度が克服されていないため、われわれの前進・発展を妨げています。

幹部は課された仕事を党と国家に対し全的に責任を負うという確固たる観点と立場を持って苦心に苦心を重ね、より優れた成果、より充実した結実をもたらすために全力を尽くさなければなりません。

革命のためなら責任範囲を論じたり、本位主義的な打算を先に考えたりせず、いくら困難な仕事も進んで受け持つのが真の革命家の姿勢であり、主人らしい態度です。

どこかで問題が生じても自分の所管でなければ背を向ける無関心と本位主義を打破し、党と国家の立場に立って全ての問題に対応する幹部としての姿勢と立場を堅持すべきです。

幹部は人民性を体現した人民の真の忠僕にならなければなりません。

わが党創立の理念と精神の真髄は人民大衆第一主義です。

党創立の初期に朝鮮の共産主義者は、祖国の地に人民が主人となる新しい世界を打ち建てるという崇高な理想と、人民のためならためらいなく一身をなげうつ信念と意志を聖なる赤い党旗に記しました。

わが党が党創立の理念、党創立の精神のシンボルである赤旗を守って闘ってきたほぼ80年間は、真の人民の党としての性格と本態をしっかり守ってきた歴史であり、この歴史的過程でわが党は、社会主義政権党の政治史に類例のない人民大衆第一主義の偉大な経綸を実現しています。

人民大衆第一主義は抽象的なスローガンではなく、わが党の全ての路線と政策に確実に具現化されており、全ての人民が実生活を通じて共感しているわが党特有の政治信条です。

わが党が度重なる国難の中でも人民の理想と夢を実現するための万年大計の壮大な事業を策定し確実に実行しており、 人民が困難に直面し苦労すればするほど、全党が人民の中にさらに深く入って生死苦楽を共にするという気風は、他の社会主義国政権党が絶対に実行することも、模倣することもできません。

人民大衆第一主義、まさにこれにわが党固有の本態があり、絶対の執権力があるのです。

幹部の人民性は、党中央の施す人民大衆第一主義政治を心から受け入れ、人民のために真面目に働くことに表われなければなりません。

幹部はまず、人民に対する正しい観点と態度を持たなければなりません。

人民観の確立していない幹部が人民を尊重することも、人民に奉仕することもできないのは自明の理です。

わが党が偉大かつ不滅の業績を積み上げたのは、党創立の初期から人民を天のごとく崇め、人民に奉仕することを天分として闘うことによって、歳月の流れと世代の交替にもかかわらず人民から絶対的な支持と信頼を受けてきたからです。

人民を抜きにした、人民と遊離した党のいかなる路線と政策、闘争と業績について論じることも、考えることもできないように、人民から浮き上がった幹部の存在価値について語ることはできません。

幹部は、幹部のために人民がいるのではなく、人民のために幹部がいるという観点、いつどんな場合にも、いかなる環境の下でも人民を神聖視し、師として敬う立場と態度から絶対に脱線してはなりません。

わが党が歴史的な第8回党大会で一心団結、自力更生と共に以民為天のスローガンをより高く掲げていくことについて特別に強調し、世界に宣言しましたが、幹部はその真意を自分のものとして体質化し、人民に対して限りなく謙遜かつ誠実であるべきであり、常に人民のしもべとしての本分に忠実でなければなりません。

最近、水害地域の人民を首都に連れてきて子どもたちを勉強させながら真心を尽くして見守り、地方発展政策に先進的な保健医療施設と科学教育及び生活文化施設、穀物管理施設の建設を追加するようにしたのも、人民は天であるというわが党の意志を明確にした革命的な措置です。

一つの仕事を手配しても、人民の要求と利益に抵触していないか、人民に不便を与えるのではないかを考えるべきであり、持ち上がる問題も人民の立場、人民の便益と福祉増進の見地に立って処理すべきです。

幹部は、労働党を母と呼ぶ人民の限りない信頼を自分たちへのこの上ない信頼や期待と見なし、人民のための新しい仕事を探してやり遂げることを本分とすべきであり、人民が困っている問題から積極的に解決していくべきです。

党が望む幹部としての品性を身に付ける上で、言動を正しくするのが何よりも重要です。

いつもそうですが、幹部の道徳的品性の問題は党の権威と直結している深刻な政治的問題です。

幹部が人民の前で一つの言葉、一つの行動でも間違えるならば、党の権威を失墜させ、党と大衆を遊離させるということを改めて強調します。

党創立の初期に強固な基盤を築き、党の権威を確立した革命烈士は万人が称賛する闘争功績を積み上げましたが、人民と寸分の隔たりもなかったし、特有の人民性と大衆活動方法によって健全な党風の土台を築き上げました。

幹部は、10人であれ、1人であれ、大衆に接する際には常に明るい笑顔で礼儀正しく振舞い、過ちを犯した人々に対しても心からたしなめ、導くべきです。

極力自分を低め、大衆と分けへだてなく交わり、一つひとつの言動に人民を敬う高尚な道徳的品性と熱い人情味が盛り込まれるようにすべきです。

権柄と官僚主義、不正蓄財行為を一掃する闘争を引き続き力強く繰り広げなければなりません。

権柄と官僚主義、不正蓄財行為は、わが党の創立の理念と精神に根本的に反する主な闘争対象です。

幹部は、自分を特殊な存在のように思いながら特別の優遇を望み、職権を悪用して自分一人の利益だけを得ようとせず、人民と同じ生活をすることを習慣化すべきです。

党創立の時期から今日に至るまで時代は多く変わりましたが、人民と苦楽を共にし、人民の先頭に立って人民と共に闘うわが党の存在方式、活動方式は変わっていません。

幹部は、自分に権柄と官僚主義、不正蓄財の些細な要素でも現れると、それが党に損害を与え、自分の政治的生命にも汚点を残すようになるということを銘記し、自ら自分を統制し、鞭打ちながら謙虚に、素朴で質素に活動し、生活しなければなりません。

そして、自分だけでなく、共に仕事をする幹部の間で些細な権柄や官僚主義、腐敗の行為も現れないように同志的な忠告や助力を惜しまず、家族と親戚の中でも不健全な現象が現れないように常に自覚させ、教育しなければなりません。

幹部が党創立の理念と精神を体質化した共産主義的革命家になるためには、学習を強化しなければなりません。

学習は、幹部が党性、革命性、人民性を身に付け、不断に高めるための優先的な工程であり、幹部革命化の重要な方途です。

幹部は、学習の強化が党性の鍛練と革命的修養の必須の要求であることをはっきりと認識し、学習を自発的に、地道に、着実に行うべきです。

党の路線と政策で武装するための学習に第一の力を入れなければなりません。

わが党の革命思想は、チュチェの偉業を導く百戦百勝の旗印であり、新時代の党建設と国家興隆の最盛期を開くための最も正しい指針を明示しています。

幹部は、党の思想と政策を知らずには党から与えられた重要な責務を正しく果たすことができず、時代の前進速度に呼吸と足取りを合わせることができないということを銘記し、党の思想と政策で武装するための学習に死活をかけるべきです。

党の文献を歴史的に、体系的に、全面的に深く学習してわが党の革命思想でしっかり武装し、それを確固たる信念としなければなりません。

特に、新しい地方発展政策をはじめとする現行の党政策に対する学習と研究を強化してその真髄を正確に把握し、そこで自分の仕事を正しく探し出し、実行対策をきちんと講じなければなりません。

今日、わが党の思想・理論で武装する上で特に重要な問題は、新時代の党建設路線に対する学習を着実に行うことです。

幹部は、党創立の理念と精神を継承して党建設の新たな全盛期を開いていこうとする党中央の意図を肝に銘じ、5大党建設路線に対する学習を手間をかけて真摯に行い、その真髄と独創性、正当性と偉大な生命力を信念として体得し、実践に具現化するための方法論を探究しなければなりません。

わが党の創立と強化・発展の歴史も深く学習しなければなりません。

党建設の新たな全盛期は、幹部がわが党の創立と強化・発展の歴史を習得し、チュチェの党建設偉業の開拓と前進に不滅の貢献をした先達たちの高潔な精神世界に見習うことから始まるべきだというのが党の要求です。

全ての幹部は、わが党の歴史の学習をさまざまな形式と方法で着実に行い、革命の第1世代がどれほど困難で試練に満ちた道を歩んで建党の大業を開拓し、立派に実現したのか、革命の第2世代、第3世代がその精神と気概を受け継いでいかに闘争してきたのかを、実際に体験したことに劣らずよく知っているべきです。

革命的党、社会主義政権党の建設史において類例のないわが党の統一団結の歴史と伝統がいかに高い代価を払ってもたらされたかについて、そして前世代の闘士たちが革命の厳しい試練の時期にいかに党中央を防衛し、革命を固守してきたかについて深く体得しなければなりません。

幹部が党創立の理念と精神を体質化した共産主義的革命家になるためには、党生活を通じて自らを革命的に修養し、鍛練しなければなりません。

党生活は、幹部が党性、革命性、人民性を体得し、強固なものにする革命的教育の学校であり、革命的鍛練の溶鉱炉です。

幹部は、誰でも党生活を怠り、不断に党性を鍛えなければ、自分も気付かぬうちに変質して革命の裏切者、反逆者に転落してしまうということを肝に銘じ、党生活に自発的かつ誠実に参加することによって、自分の党性と革命的気質を高めるべきです。

幹部が高い党組織観念を持って一般党員の姿勢で党生活に誠実に参加することは、党規約上の義務であるばかりでなく、それ自体が革命家の品性を培う過程となります。

幹部は相次ぐ戦闘と行軍の中でも自分の党生活を自ら総括し、党性の鍛練に励んだ抗日革命闘士の気高い模範に見習って、党組織を尊重し、党組織の決定に最も責任ある姿勢と態度で臨むべきです。

党会議と党生活総括、党学習に自発的かつ誠実に参加する過程を通じて、党規律に服従して活動し生活する正規化の気風、党組織の指導と統制を受けるために意識的に努力する気風を身に付けるべきです。

幹部は、批判と思想闘争のるつぼの中で自分を思想的に鍛練し、党員としての修養を積まなければなりません。

自省と原則的かつ同志的な批判は、幹部に党員として、革命家としての本分を深く自覚させ、彼らを一層奮発させる政治的補薬の中の補薬であり、幹部を革命化する上で基本は思想闘争です。

幹部は、党の規約と規範を尺度にして常に自分の党生活を良心的に検討し、自分の欠点を党組織に率直に打ち明けて是正すべきです。

同志に欠点が現れれば、党の思想と政策、党規律に準じて原則的な批判を与え、それにとどまらず欠点を是正するように心から助けなければなりません 。

幹部を党創立の理念と精神を体質化した真の共産主義的革命家にしっかりと育成する事業の成果いかんは、党組織の役割に大きくかかっています。

幹部の党性、革命性、人民性を高める活動は決して、自発性一つだけでは円滑に解決できません。

幹部の間に見られるあらゆる非組織的かつ無規律的で否定的な要素を黙認し、無為無策でいるなら、党創立の理念と精神をあくまで固守することができず、結局は党と革命の前途を保証することもできません。

各級党組織は、幹部の革命化が党の存亡、社会主義偉業の成敗と直結している重大な活動であることを銘記し、幹部の教育と統制を強めて、党内に紀綱を確立しなければなりません。

幹部が党内の規範と秩序をよく知り、その通りに活動し生活するよう要求の度合いを強め、任務の遂行に邁進して明確な実績を上げることができるよう活動計画を具体的に立て、それに準じて活動するよう厳格に掌握・指導しなければなりません。

幹部の間で、下部の単位に対する指導や日常生活の過程で党の原則と規律に反した行動をする傾向が絶対に現れないように教育・統制し、一旦否定的な現象が現れたときには、黙過せずに問題視して是正させなければなりません。

党組織は、革命発展の要請と幹部の準備程度に即して彼らを革命化するための具体的な方法論を立て、ねばり強く推し進め、その過程で現れる偏向を適時に正しながら不断に深化させるべきです。

来年は栄えあるわが党創立80周年に当たる意義深い年であり、併せて党中央委員会第8期の活動を締めくくる極めて重要な年です。

われわれは、党創立80周年を最長の社会主義執権史を誇り高く総括し、党の強化と国家建設の偉大な新時代を切り開く上で分水嶺をなす大政治祝典として盛大に慶祝するための準備を今から着実に進めなければなりません。

これと共に、第8回党大会が提示した政策的課題も成功裏に遂行しなければなりません。

全ての幹部は、党創立の理念と精神を体質化し、全党強化と国家興隆の最も輝かしい時代を開いていく今日の闘いで、革命の指揮メンバーとしての責任と本分に忠実でなければならないでしょう。

最も高貴で聖なる理念と精神を継承して社会主義・共産主義建設の勝利を早めるためのわれわれの闘いは、人一倍の自信と天をも衝く勢いによってさらに活気に満ちて、確信を持って前進しています。

朝鮮労働党の偉業は、開拓の志も真理であり、その勝利も真理です。

先達の偉大な精神がわれわれを励ましています。

共に、偉大な党の根幹、革命の指揮メンバーという高い栄誉と重い責任を百倍の奮闘と大きな実績によって輝かせ、新時代の革命の高揚期を力強く推し進めていきましょう。---