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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は13日、自由民主党の麻生太郎副総裁の台湾訪問を非難する個人名の論評を配信した。

麻生氏は、8月7日から現職の副総裁として初めて台湾を訪問した。台北市内で行われた講演では、中国を念頭に「戦う覚悟を持つことが抑止力になる」と強調した。

これに対し、国際問題評論家のキム・スンジン氏の名義で発表された論評は、「(麻生氏が)今こそ、日本と台湾、米国をはじめとする『同志国』が戦う覚悟を持つべき時であり、有事の際、台湾防衛のために防衛力を使用するという明白な意思を相手に伝達するのが抑止力になるだろうと、暴言に近い妄言を公然と吐いた」としながら、「中国の神聖な内政に対する露骨な干渉で台湾分裂勢力を『独立』へそそのかしている日本の行為は、何によっても正当化されない」と非難した。

また、「日本は米国の対中国抑止政策に追随して『台湾有事は日本有事』という火薬のにおいの濃い妄言を並べ立て、台湾問題に対する干渉を一層露骨にしている」とし、「血塗られた『日の丸』をはためかせて広大なアジア大陸を縦横無尽に行き来していた昔の時代を懐かしんでいる日本は、軍事大国化野望の実現にいつよりも執拗に執着しており、その名分に『周辺脅威説』を口を極めて高唱している」と指摘した。

さらに、「今、岸田政権がアジアで初めて東京にNATO連絡事務所を開設する、台湾有事に備えた国際的共助を強化するとして、軍事大国化の活路を開こうとずる賢く振る舞っているが、これは米国の侵略的な対アジア政策によってそうでなくても不安定な地域内の情勢を一層激化させ、日本列島を抜き差しならぬ安保的窮地に追い込む自滅的な行為にすぎない」と非難した。

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そのうえで、「中国内政に対する干渉をこととするほど、日本は破滅の迷宮の中に一層深く陥ることになるであろう」と警告した。