北朝鮮で10日、金正恩総書記の朝鮮労働党と国家の最高首位推戴10周年を記念する大会が平壌の4・25文化会館で行われた。朝鮮中央通信が伝えた。
金正恩氏は2012年4月11日に開催された第4回党代表者会で「第1書記」に推戴され党の最高指導者となった。同大会では、その前年に逝去した金正日氏を「永遠の総書記」に推戴したが、2021年に開催された朝鮮労働党第8回大会で、総書記のポストを復活させ、金正恩氏は総書記となって現在に到る。
大会には、崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長(国務委員会第1副委員長)、趙甬元(チョ・ヨンウォン)労働党中央委員会組織書記、金徳訓(キム・ドックン)内閣総理(国務委員会副委員長)が幹部席に登壇した。その他、党と政府の幹部、武力機関の責任活動家、平壌市内の党中央指導機関のメンバー、最高人民会議代議員らが参加した。
崔龍海氏が報告を行い、「わが国家を自衛の強力な物理的手段を抜けたもの、不足したものがなく完璧に備えた軍事強国の前列に堂々と押し上げた敬愛する金正恩総書記は、朝鮮民族と進歩的人類が万代に末長くたたえるべき不世出の愛国者、平和の偉大な守護者である」と強調した。