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北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は3日、新型コロナウィルスの感染者が一人もいないと主張する論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮は、新型コロナウイルスの感染防止のために国境封鎖、貿易中断などの強い措置を取っている。感染者はゼロとする一方で、1万人以上と推定される人を隔離する措置を取った。論説は、新型コロナウィルス問題を利用して、金正恩党委員長の権威を高める狙いがあると見られる。

(参考記事:北朝鮮、感染者を処刑…金正恩式「新型コロナ対策」の冷酷無比

論説は、金日成主席と金正日総書記の指導が同国の保健医療の発展を促したと主張した。

また、「世界に一つしかない最も優れた人民的な保健医療制度を輝かすために最高指導者金正恩党委員長は不眠不休の労苦を費やした」と強調した。

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そのうえで、「全世界が悪性ウイルス感染症の被害による大混乱の中に陥って戦々恐々としている時、わが国ではたった一人の感染者も発生しなかったのは、人民の生命と健康を保護し、増進させることを国事中の第一国事としている朝鮮労働党の賢明な指導とこの世で最も優れたわが国の社会主義保健医療制度があるからである」と強調した。