北朝鮮の朝鮮労働党中央軍事委員会委員長である金正恩党委員長は12日、新たな兵器システムの開発で功労のあった国防科学研究部門の科学者103人を昇格させる命令を発した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮は最近、新型短距離弾道ミサイルの発射を相次いで成功させており、昇格の対象となった科学者らは、それらの開発に従事してきたと見られる。
(参考記事:「南北平和経済で日本に追いつく」文在寅発言を北がミサイルで撃破)同通信によれば、金正恩委員長は命令で、科学者らは「党第7回大会の決定と第8回軍需工業大会の精神を心で受け止め、党と革命、祖国と人民を守り、チュチェ(主体)の革命偉業の勝利的前進を無敵の軍事力で裏付ける上で要の意義を持つ威力ある新しい兵器システムを連続的に開発、完成する特記すべき偉勲を立てた」と称賛。科学者103人の軍事称号を一階級昇格させるよう命じたという。