北朝鮮国営の朝鮮中央通信は1日、金正恩党委員長が北部・慈江道(チャガンド)の江界(カンゲ)市および満浦(マンポ)市の建設総計画を指導したと伝えた。指導を行った日時は明らかにされていない。
金正恩氏は「都市の建設を具体的な打算もなく雑多に繰り広げて、空地を探して埋める方式で行ったので全般的な建物が無秩序に配置され、建築歴史博物館のようになった」として、既存の計画に対する不満を表明。そのうえで「建設区画を思想教育地区、産業地区、文化地区など、顔立ちがはっきりするように分けて整理し、それに従って区画別鳥かん図を作成して年次別計画に組み入れて建設を行わなければならない」と述べた。
さらに、道と市で運営する中・小型発電所や汚水浄化施設の整備・増強などを指示した。
指導には朝鮮労働党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)第1副部長、党慈江道委員会の姜峯訓(カン・ボンフン)委員長、慈江道人民委員会の李兄根(リ・ヒョングン)委員長らが参加した。