北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は26日、米国が非核化を巡る朝米対話が失敗した場合に備え「危険極まりない軍事的動き」を見せていると非難する論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
(参考記事:金正恩氏がつい漏らした米韓「斬首作戦」への恐怖心)トランプ米大統領がポンペオ国務長官の訪朝を中止させたのを受け、北朝鮮が見せた最初の「けん制」と言える。
論評は、日本に駐屯するグリーンベレーなど米軍特殊部隊が、フィリピンなどを舞台に北朝鮮を想定した「長距離浸透訓練」を行っていることが暴露されたと指摘。「ようやくもたらされた朝鮮半島の平和と朝米間の対話の雰囲気を曇らし、シンガポール朝米共同声明の履行に水を差すごく挑発的かつ危険極まりない軍事的動き」だと非難した。