国際社会の経済制裁で苦しむ北朝鮮は、自国の労働者を海外に派遣して外貨を稼ぎ出しているが、中国と並んで多くの労働者を受け入れている国がロシアであり、その数は4万人を超えた。
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の資料を引用し、2016年末の時点で、ロシアで働く北朝鮮労働者の数が4万人を超えたと報じた。2011年には約2万人と言われていたが、5年で2倍になった計算だ。
現場を離脱し不法滞在状態にある脱北者まで含めると、その数はさらに膨れ上がる。ロシア国内の脱北者の数は1万人にのぼると見られている。