一方で東亜日報は、この兵士が「ここは南(韓国)か?韓国の音楽が聞きたい」と話したと伝えた。
この兵士は、13日午後に板門店の協同警備区域(JSA)に車で乗り付け、韓国側に亡命しようとしたがその過程で北朝鮮側から銃撃を受け、ヘリコプターで亜洲大学病院に緊急搬送された。
銃撃により小腸と腸間膜10数カ所が破裂するなど、内臓の損傷が激しかったが、2回の大手術ですべての傷の処置が行われた。しかし、肺炎とB型肝炎を併発したため、回復の見込みは薄いとの見方が出ていた。
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