税関は、北朝鮮のトラックを対象に入国時と出国時のガソリンの量を測るという取り締まりに乗り出した。
それに負けじと北朝鮮が編み出した方法は、少額の輸入代行だ。トラックドライバーは、中朝国境の都市、新義州(シニジュ)の市場で商売をしている商人から食品、衣類、家電などの注文を受ける。中国に向かい、購入してトラックに積んで帰るというものだ。
丹東税関は、制裁対象ではない積荷を積んでいるトラックを制止するわけにはいかず、お手上げ状態だという。
別の情報筋によると、このような少額の輸入代行が、経済制裁で苦しくなった北朝鮮の貿易会社を支えているという。