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貨幣改革によって生活が苦しくなり、売春に手を染める若い女性が大きく増えたことが分かった。

デイリーNKの内部情報筋は最近バス停、駅、市場の周辺などで売春を斡旋する客引き行為を頻繁に目撃していると伝えている。特に10代の女子大生までが金儲けのために売春を行うケースも増加している。

内部情報筋は22日の通話で「少女達も生活苦の影響から売春に手を染めている。女子大生の1割は行っているほどで、売春をする女性が増えた」と話した。

情報筋は「特に駅周辺には10代の子どもが客引きをする場合もある」とし「以前にも売春があったが貨幣改革(2009年のデノミネーション)以後には本当に明確に多くなった」と話した。

「いくら生活が苦しいと言えども、子どもが体を売らざるを得ない世の中に腹が立って仕方がない」と話した。

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北朝鮮で売春は待機家と呼ばれる旅館で行われる。ここの主人が若い女性を雇用し、売春を斡旋する。美貌が優れた女性を確保することが能力と認められるほどだという。春の代金は交渉が必要だが、平均で3000〜4000北朝鮮ウォンほどだ。

売春の拡散は生活苦が1次的な原因だが、情報筋はそれ以外の理由も挙げた。

「過去には社会主義道徳もあり世間体を気にしていたが、今の若者は金が一番大切だと考えているので世間体を気にしない」

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北朝鮮当局は売春が不法だと強調し、厳しく罰する方針を示している。新義州(シニジュ)では週1回、総合競技場で公開裁判を行い、売春女性と買春男性を公の場で批判している。しかし、既に広範囲に広がった売春の根絶方案を見出せないでいる。

女性らは個人宅で1人で売春をするケースで、旅館での大規模な売春はほとんど取り締まりを行わないという。現場で活動する保安員らがワイロを受け取り、売春業者の便宜を図っているからだ。