人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

米韓の外交・国防長官4人が21日の『2+2会議』に先立ち、史上初めて共同警備区域(JSA)等の最前方を訪問した。

ユ・ミョンファン外交長官とキム・テヨン国防長官、クリントン米国国務長官とゲイツ米国国防長官はこの日午前、非武装地帯(DMZ)近隣のオウレット警戒所、自由の家、板門店共同警備区域(JSA)等を訪問し、兵士を激励し北朝鮮軍の動向に対するブリーフィングを聴取した。

米国の外交安保部門を担当する国務、国防長官が共にDMZを訪れた前例は無く、ユ・ミョンファン外交長官、キム・テヨン国防長官が同行し、米韓の外交・国防長官4人が一斉にDMZを訪問する事で象徴的な意味が大きいという評価だ。

両国の外交・国防長官4人は、軍事境界線(MDL)から25m離れたオウレット警戒所から北朝鮮地域を見学した後、警戒所に勤務中の米兵を激励した。北朝鮮軍の警戒所と最短距離にあるオウレット警戒所は、DMZで最も戦略的な要所で天気がよい日には開城市や開城工業団地まで観測が可能だ。

1993年にはクリントン前大統領も米国大統領としては初めてこの警戒所を訪問した。クリントン長官は夫の訪問以来17年ぶりにこの警戒所に訪れる事になた。当初計画予定であった『帰る事が出来ない橋』の訪問は、出発時間の遅れによって取り消された。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

今回の外交・国防長官会議は、米韓同盟を一層強化し、対北抑止力の向上に向けて開催されるだけに、両国の外交・国防長官の最前方訪問の意味は大きい。天安艦事件後の北の再挑発を抑止し、米韓同盟を誇示する事で、北の停戦協定義務の順守メッセージを送るというのが韓国政府当局者の説明だ。

これに先立ちゲイツ長官は、この前日に京畿道東豆川の駐米韓軍基地キャンプケイシーを訪問し、DMZ訪問理由について「朝鮮半島と領域内を明確に防衛する意志に変わりない対韓防御公約を表している。基本的に米韓同盟の強固さを誇示し、同盟関係に深刻な威嚇となる北朝鮮のミサイルおよび核拡散の威嚇に強力に対処するという意志を見せることだ」と明らかにした。