米国国家情報長官に指名された(DNI)ジェームス・クラッパー氏が20日(現地時間)、北朝鮮が目的達成の為に韓国を直接攻撃をする『危険な時代』に突入したと話した。
クラッパー氏はこの日、米上院情報委員会での承認審査の聴聞会に提出した書面の答弁書で、「今年、北朝鮮の挑発行為(天安艦事件)から得た最も重要な教訓は、北朝鮮が内外の政治的な目的の達成に向け、再び韓国に対し直接的な攻撃を行う新しい危険な時代に突入したということが分かったことだ」と話した。
「また、北朝鮮の軍事力を絶対に軽視できないほどの脅威を持っている事がわかった」と話した。
同氏は1980年代に北朝鮮問題に取り組んだ経験を生かし、「今回の天安艦事件や黄長ヨプ元書記の暗殺未遂事件は、乗客115人の命を奪った1987年の大韓航空機爆破事件を彷彿させる」と話した。
同氏は5月に退いたブレア前長官の公認として、先月にオバマ大統領の指名を受けた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面DNIはFBIとCIA、国土安保部など16つの情報機関および省庁を総括し、情報業務を調整する役割を果たしている。
同氏が上院の承認を受されれば、ネグロポンテ、マコネル、ブレアに続き、4番目の長官となる。