これを受け、「北朝鮮と米国の軍事衝突はひとまず回避された」と、世界は安どした。その一方、この日を境に、戦略軍の兵士たちの間で金正恩氏への「失望」が広がったとの情報が、北朝鮮内部から漏れ伝わってきた。
これは、北朝鮮軍がその戦闘能力を維持するうえで、非常に重要な問題だ。すでに一般の部隊は物資横流しによる深刻な食糧難や、性的虐待などの軍紀びん乱を受けて、使い物にならなくなりつつあるからだ。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)なぜ、北朝鮮軍随一のエリート部隊の兵士たちは、金正恩氏に失望したのか。