「やってられない」北朝鮮ミサイル部隊で金正恩氏への「失望」広がる

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北朝鮮の金正恩党委員長は8月14日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)戦略軍司令部を視察した。弾道ロケットの運用を担当する戦略軍は、今や北朝鮮軍の中で最も重要なエリート部隊となっている。

この日の視察は、非常に重要なものだった。この直前の8月9日、同軍の金絡謙(キム・ラクキョム)司令官が、同月中旬までに米領グアム周辺に向けて中距離弾道ミサイル「火星12」型4発を同時発射する作戦を検討すると表明していたからだ。金正恩氏の決断ひとつで、この恐るべき計画が即時実行される可能性があったわけだ。

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しかし、この視察で金正恩氏が表明した決定は「愚かで間抜けなヤンキーの行動をもう少し見守る」というものだった。ミサイル発射を、先送りしたのである。