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北朝鮮は2012年強制大国を目標に、今年下半期には『経済安定化』とキム・ジョンウン後継体制の構築の条件を整える為に組織整備と政治行事に主力すると思われる。特に、9月に開催予定の党代表者会を通じ、党・国家体制への復元を試みる可能性が高いことがわかった。

また、南北関係の硬直と国際社会の対北制裁による食糧難や経済難がさらに深刻化し、これを克服するための対中依存度もより高まると予想される。

消息筋の15日の話によると、北朝鮮は9月上旬に開催される『党体表者会』を通じ、党組織の整備を断行すると予想される。同消息筋は「党の指導的な役割など伝統的な党・国家体制への回帰の可能性が高い」と話した。

「キム・ジョンウンへの権力移譲に向けた後継体制の基盤を構築する作業も続いている。後継構築が過渡的である為、体制の安定に主力している」と伝えた。党を基盤とした後継体制の構築が最大関心事項だという指摘だ。

これにより、党代表者会を通じての党中央委員会と政治局委員の選出などが行われるという予想も出ている。特に、キム・ジョンウンの党内の地位付与などに関心が集中されている。同消息筋は、「キム・ジョンウン後継体制と党の最高指導機関との関係は推移を見守る必要がある」と話した。

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これまで北朝鮮は、後継体制の雰囲気を高めてきた。昨年5月からキム・ジョンウンを青年大将と宣伝し、『足取り』という歌もキム・ジョンウンを称える歌として知られている。

今年の4月に北朝鮮の公式行事で『党中央委員会』のスローガンが再登場したのも、キム・ジョンウンの後継体制のための党権力の整備と言える。特に、党代表者の開催を公式化した直後、労働新聞に『党中央』という表現が登場したのは、党内の後継を公式化するための始まりだという分析も出ている。

そして、北朝鮮は政権創立日(9.9、62周年)、党創立日(10.10、65周年)などをきっかけに閲兵式、群衆大会、祝砲夜会、経済成果の発浮などの大規模の行事を組織し、体制への自負を高め、同時にキム・ジョンウンの業績を誇示する可能性が高いと予想される。

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対外的に、北朝鮮は米国との対話の再開を模索すると同時に、韓国政府の対北政策の転換の圧迫を持続すると消息筋は説明した。経済難の克服のために『危機造成後、韓国との対話提案』という従来の対南政策を繰り返す可能性が大きいと説明した。

対内的には、人民生活と関連した可視的な成果を創出しなければならないというのが、北朝鮮が直面した主な課題だと消息筋は評価した。健康がよくない金正日が上半期に合計77回の現地視察の中から、経済分野(33回)が最も多かったこともこれを裏付ける。

特に北朝鮮は南北関係の硬直と国際社会の対北制裁などで食糧難や経済難が深刻化しており、中国への依存度がさらに高まっている。

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実際に1〜5月の対中食糧および肥料の輸入量はそれぞれ11万トン、8.2万トンだった。これは昨年同期比で42%、116%増であり、不足分の食糧などを中国からの輸入に依存している。金正日の訪中も下半期の食糧安定の為だと消息筋は予想した。

また、今年の北朝鮮の食糧事情は生産量の減少(4.6%)、市場流通量の制限、国際社会の支援の減少などによって悪化しているが、深刻なほどではないと言う。「市場が非常に萎縮し、春窮期がすぎ6月末から夏の穀物の収穫もあり、8月下旬にはトウモロコシが出てくる」と話した。

北朝鮮は昨年の貨幣改革の副作用の物価や為替の急騰などを解決しなければならない状態だ。特に、軽工業(食糧)、化学、肥料(ナムフン青年化学)分野の生産増大の努力とヒチョン発電所(電力)の早期完成、平穣10万世帯建設事業が行われると同消息筋は予想している。

これについて、韓国の統一部は北朝鮮が貨幣改革の副作用の解消に向け、 ▲市場統制および外貨使用の禁止措置を緩和、 ▲価格統制および買占めの取り締まり、 ▲外部食糧の導入などを通じて「物価や為替が多少落ち着いた」と評価した。