2012年9月に難民の地位を認められ、永住権を申請している脱北者Bさんは「韓国政府は、自発的に第3国の国籍を取得しない限り、北朝鮮生まれの人をすべて韓国国民と見なす、そのため、あなたの永住権申請は拒否される可能性がある」という手紙を受け取った。
Bさんは、脱北後の2008年に韓国入りし、3年間暮らしたが、息子が脱北者であることを理由に差別され、学校でいじめにあったことをきっかけにカナダへの難民申請を決意した。カナダに来てから6年、息子2人はカナダの生活に馴染んでおり、家族の生活基盤もカナダにある。今さら韓国に行ってもやっていけないのだ。