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だからと言って、大国を自称する国々が「狂人戦略」の適用対象から例外になっているか。滅相もないことだ。

しかし、今、国際社会にはトウロウの斧のごとくのさばっているならず者の邪悪な乱暴に当然な反撃を加える代わりに、その機嫌を取ることに汲汲とする国が少なくない。

トランプの妄動が人類社会の平和と発展にどれほど大きな害毒を及ぼすかを知っていながらも、目前の利益に埋没されて道義も良心もなしにみすぼらしく踊らされる不穏当な行動には、適当に妥協して屈従しながら米国の「狂人戦略」を避けてみようとする愚かな期待が潜んでいる。