北朝鮮の朝鮮中央通信は先月31日、トランプ米大統領を非難する論評を配信した。今月上旬に、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンのアジア5か国を歴訪するトランプ氏へのけん制と見られる。
一方、トランプ氏は、訪韓する際、歴代米大統領の恒例となっていた南北軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)の視察を見送ることを明らかにした。米政権内部では、トランプ氏のDMZ視察について、北朝鮮を刺激する恐れがあるとして、慎重論が出ていた。
論評は、トランプ氏が米国のフォックス・ニュースとのインタビューで、「『北の挑発』に対して信じられないほど完全に準備されている。どれほどよく準備されているのかを知るようになれば『大きな衝撃』を受けるだろうと大口をたたいた」と指摘した。