工作員らは支援組、行動組、遮断組に分かれ、ハンソル氏の居場所の把握と接近ルートの確保に動いていたが、2人が捕まったことで暗殺計画が明るみに出たとされる。
中央日報によると、中国当局は今月18~24日の中国共産党第19回全国代表大会に合わせて国内での警戒を強化。この過程で暗殺計画をつかんだことが分かった。
ハンソル氏は正男氏が殺害された直後、身の危険を感じて母親のキム・ヘギョン氏、妹のソルヒ氏と共にマカオの住居から別の場所に身を隠した。この際、ハンソル氏らの脱出を助けたと主張している組織「千里馬民防衛(チョンリマミンバンウィ)」は、米国・中国・オランダの各政府の支援に対し感謝の意を伝え表明している。