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これについては、デイリーNKの内部情報筋も同様の指摘を行っている。具体的には、北朝鮮を代表する研究機関である国家科学院の科学者たちが、覚せい剤の原料のひとつであるシアン化ベンジルを製造しているというのだ。おそらく科学院の幹部と人民保安省(警察)、国家保衛省(秘密警察)が黙認、または結託しているものと思われる。

平城(ピョンソン)の情報筋によると、科学院からはシアン化ベンジルはドラム缶1本(200キロ)が1万ドル(約110万円)で卸され、どこかへ運ばれて覚せい剤の製造に使われているという。