今年も’全国統一汎民族青年学生連合’(以下汎青学連)の第20期統一先鋒隊(統先隊)が結成され、全国で活動している。
彼らは今月1日、アメリカ大使館前で発足式を行い、在韓米軍の撤収と国家保安法の撤廃等を要求するデモを全国的に行うと明らかにした。
汎青学連統一先鋒隊はあわせて100人余りで、黎明中隊、在韓米軍撤収中隊、反米抹嵐?焉A救国芸術中隊などを結成した。
統先隊は中隊別に全国を歩き、在韓米軍の主要基地の打撃闘争や、親米保守勢力の糾弾、国家保安法撤廃闘争などを行っている。
汎青学連は北朝鮮の先軍政治を擁護し、民族共助を通じて、在韓米軍を撤収させて、連邦制の統一を実現すると主張する。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面汎青学連が配布した印刷物には、”在韓米軍は、アメリカは朝鮮半島を支配するための拠点であると同時に、戦争の禍根であり、在韓米軍の撤収だけが朝鮮半島の自主と平和統一のための道”と書かれていた。
また、イラク派兵や韓米FTAの推進、ピョンテクの米軍基地の拡張問題を取り上げて、“主権国家としての堂々とした姿はどこにもなく、アメリカの一方的要求を受け入れるしかない、アメリカの植民地と変わらない”と主張している。
“税金だけ使う保安捜査隊を解体せよ”
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面2日午後、統先隊所属の野火中隊と反米抹嵐?烽フ隊員たちが、水原のチョウォン小学校に集結した。この日の活動には、水原地域の京畿南部総連所属の学生が、統一先鋒隊の活動に合流した。
一行は簡単な決意大会を終えて、近くの京畿道警保安捜査隊の周辺に押しかけた。保安捜査隊は1987年にパク・ジョンチョル烈士が水拷問で亡くなった所だ。彼らは道警の前で、保安捜査隊撤廃デモを行った。
また、市民たちを対象に、’保安捜査隊の建物を、住民福祉施設にしよう’というアンケート調査活動を行った。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面統一先鋒隊のある隊員は、“最初は先輩の勧誘で参加するようになったが、大学生として社会問題に関心を持ち、在韓米軍や国家保安法の問題に取り組みたい”と語った。
現場で会った多くの統一先鋒隊の隊員は、在韓米軍と連邦制の統一に対する深い理解なしに、先輩の勧誘で参加した学生たちだった。
汎青学連統一先鋒隊は、水原地域で活動を終え、江原地域に移動し、8・15行事が開かれる釜山を最終目的地にしている。
90年代半ばに韓総連の政策委員を歴任したイ某氏は、”反米自主化闘争のスローガンは、20年経っても変わっていないことが、学生運動が後退していることを表している”と言い、”後輩には、狭い視覚でアメリカと北朝鮮を眺める態度から、一日も早く脱してほしい”と語った。