女性は今年夏、生活苦からヤミ金業者にカネの代わりとしてトウモロコシ30キロを借りた。秋の収穫後に60キロにして返すことにしていたが、不幸なことに水害や冷害でトウモロコシが凶作となった。それでも業者は執拗に返済を求めた。期限から1ヶ月過ぎても返済の見通しが立たなかった。女性は返済できないことを苦にして9月末、自ら命を絶った。2ヶ月後に子どもの結婚式が控えてのことだった。
この話を聞いた地元の住民は「何も死ぬことはないのに、頑張って借金を返して生き抜けばいい日も来るだろうに」と無念そうに語っているというが、他の地域でも生活苦による自殺が起きている。