北朝鮮国営の朝鮮中央通信は21日、米国が世界の国々に北朝鮮との関係見直しを求めているのは「断末魔の悪あがき」であるとする論評を配信した。
トランプ米大統領は先月3日、北朝鮮の6回目の核実験を受けてツイッターで「北朝鮮とビジネスをする全ての国との貿易停止を検討している」と表明。以降、米国政府は北朝鮮の友好国に対し、関係見直しを求める働きかけを強めているとされる。
これについて同通信は、「『世界の唯一超大国』と自称する米国がどんなに窮屈な境遇に陥ったなら、普段は目もくれなかった太平洋上の小さな島国にまで卑屈に反共和国制裁・圧迫を哀願しているのか」と指摘。
続けて「米国の脅迫外交は国際ごろつき頭目の拳を恐れたり、ドルに縛られて卑屈に生きている幾つかの烏合の衆には押し付けられるかも知れないが、自身の意志を持つ国には通じない」と主張した。
さらに、「米国に屈服し、同調する国々は、現代版ごろつき帝国に盲従した行為をいつまでも後悔することになる」として、米国に同調する動きをけん制した。