北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、米韓合同軍事演習を非難する署名入りの論評を配信した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

米韓両海軍は16日から、朝鮮半島近海で合同軍事演習を開始。米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」とイージス駆逐艦など40隻以上の艦艇が参加するという。

演習に対して論評は「爆発直前にある朝鮮半島でなんとしても核戦争の導火線に火をつけようとする危険極まりない妄動である」と糾弾した。

さらに、「米帝は膨大な兵力と核戦略資産を動員して訓練を行い、いったん機会だけ生じればすでに作成しておいた作戦計画に従って任意の時刻にわが共和国に反対する全面戦争の火をつけようとしている」と述べた。

また、「南朝鮮駐留米軍は今月末にも、自国人を日本へ疎開する訓練をまたもや行おうと画策している。奇妙にも、米帝の1950年朝鮮戦争挑発前夜を彷彿させている」と指摘した。

その上で、「現事態は、われわれの自衛的核抑止力強化措置がいかに正当なのかを再度実証している」とし、「米国は、わが軍隊と人民が世代と世代をついで『朝鮮人民の不倶戴天の敵である米帝侵略者を掃滅せよ!』というスローガンを高く掲げて憎悪と報復の銃剣を鋭く研いでいるということを一瞬も忘れてはならない」と警告した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 核戦争の導火線に火をつけようとする米国の妄動を糾弾

【平壌10月20日発朝鮮中央通信】米国が南朝鮮かいらいと結託して朝鮮半島水域で共和国を狙った「高強度連合訓練」なるものをついに開始した。

20日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これは爆発直前にある朝鮮半島でなんとしても核戦争の導火線に火をつけようとする危険極まりない妄動であると糾弾した。

論評は、朝鮮半島で時々刻々核戦争の危険を増大させている張本人はまさに、米国だとし、次のように指摘した。

米帝は膨大な兵力と核戦略資産を動員して訓練を行い、いったん機会だけ生じればすでに作成しておいた作戦計画に従って任意の時刻にわが共和国に反対する全面戦争の火をつけようとしている。

看過できないのは、侵略戦争演習が毎日のように行われている中で米国防総省の要人らが南朝鮮を秘密裏に訪問して自国人の疎開作戦を不意に点検したことである。

南朝鮮駐留米軍は今月末にも、自国人を日本へ疎開する訓練をまたもや行おうと画策している。

奇妙にも、米帝の1950年朝鮮戦争挑発前夜を彷彿(ほうふつ)させている。

雲がしきりにかかれば雨が降るものである。

ほとんど1年中繰り広げられている好戦狂らの戦争演習騒動は、彼らが朝鮮半島でなんとしても侵略戦争を起こそうと画策していることを実証している。

現事態は、われわれの自衛的核抑止力強化措置がいかに正当なのかを再度実証している。

米国は、わが軍隊と人民が世代と世代をついで「朝鮮人民の不倶戴天の敵である米帝侵略者を掃滅せよ!」というスローガンを高く掲げて憎悪と報復の銃剣を鋭く研いでいるということを一瞬も忘れてはならない。---

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