20日付の北朝鮮の各紙は、韓国の文在寅政権を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、「ホワイトハウスと国務省、国防総省の高位人物がこぞって戦争熱で熱くなって煩悶しているトランプの胴体を冷やしてやる消防隊員の役を演じるのに脂汗を流しているが唯一、子犬のような南朝鮮のかいらいだけが核ボタンをいじり回す狂人の行動を煽り立てている」と述べた。

つづけて、「あっけに取られるのは、上司にかくもこびへつらって救世主に仕えているが、娼婦のような取り扱いを受けているかいらいの哀れな境遇である」と嘲笑した。

また、韓国の文在寅大統領に対して「南朝鮮の執権者」としながら、「朝鮮半島の険悪な情勢の中で、いったい何が自分らの根本利益であり、自分らが最も願わないものが何か、血を分けた同族を敵視して大洋向こうの米国に寄生するということが地政学的から見ても、生理的見地から見ても果たして正しいのかを深く考えるべきであろう」と忠告した。

さらに、「われわれとしては米国にきつく洗脳されて独自の戦略的・政治的思惟能力が麻痺したかいらいが、奴隷的考え方の枠から解放されると期待するのはほとんど不可能なことと見なされる」と述べた。

その上で、「時代錯誤の『韓米同盟万能主義』を太平歌のように吟じるかいらいが非常に哀れである。狂人のトランプは米国を丸ごと抱いて災難へと疾走し、哀れなかいらいは死ぬことも知らずにその後を追っている」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

各紙 南朝鮮当局の対米追従行為を非難

【平壌10月20日発朝鮮中央通信】20日付の朝鮮の各中央紙は、南朝鮮当局の対米追従行為を非難する署名入りの論評を掲載した。

論評は、トランプの口から「炎と怒り」「完全破壊」「絶滅」「暴風前の静寂」などの寝言のような妄言が連日吐き出され、米国が核爆撃機編隊と原子力空母打撃団、原潜とイージス艦を朝鮮半島の空と海に連続送り込み、無謀な戦争演習を行っていると糾弾した。

ホワイトハウスと国務省、国防総省の高位人物がこぞって戦争熱で熱くなって煩悶(はんもん)しているトランプの胴体を冷やしてやる消防隊員の役を演じるのに脂汗を流しているが唯一、子犬のような南朝鮮のかいらいだけが核ボタンをいじり回す狂人の行動を煽り立てていると糾弾した。

あっけに取られるのは、上司にかくもこびへつらって救世主に仕えているが、娼婦のような取り扱いを受けているかいらいの哀れな境遇であると嘲笑(ちょうしょう)した。

論評は、南朝鮮の執権者は、嘆息だけをせずその原因について深く考えてみなければならないとし、次のように指摘した。

今こそ、南朝鮮当局が対米追従か、民族自主かという岐路で自分らの安全と利益のための新しい生存方途を模索すべき運命的な時期である。

朝鮮半島の険悪な情勢の中で、いったい何が自分らの根本利益であり、自分らが最も願わないものが何か、血を分けた同族を敵視して大洋向こうの米国に寄生するということが地政学的から見ても、生理的見地から見ても果たして正しいのかを深く考えるべきであろう。

歴史には、すばしこい打算で「同盟」と「連合」に誤って加わっていて共倒れを免れなかった弱小国があるかとすれば、大勢の変化を敏感に捕捉して強大国の魔手から適時に抜け出すことによって運命を救った属国もあるという事例を参考するのも悪くなさそうだ。

しかし、われわれとしては米国にきつく洗脳されて独自の戦略的・政治的思惟(しい)能力が麻痺したかいらいが、奴隷的考え方の枠から解放されると期待するのはほとんど不可能なことと見なされる。

南朝鮮当局は、朴槿恵「政権」が沈没したのが本質上、米国の操り人形「政権」であったからだということ、民心の波に乗って自分らが権力のポストに就いた時、全民族が願ったものもまた親米と決別した民族自主の新しい歴史であったということを忘却した。

米国は、これ以上頼る存在にはならないということを悟る時になった。

アメリカに垂れ込めた薄暗がりは黎明ではなく黄昏であり、自分の時代を生き尽くして下り坂を疾走する米国を止める力はどこにもない。

米国が滅びようとすると、荒くれ者のトランプのような怪漢がホワイトハウスを占領し、狼藉を働いてこの世を騒がせる末世的現象まで現れたのである。

この「トランプ現象」が決して理由なきことではなく、老いて病む米国の滅びる兆しを示唆する兆候であることも意識できず、時代錯誤の「韓米同盟万能主義」を太平歌のように吟じるかいらいが非常に哀れである。

狂人のトランプは米国を丸ごと抱いて災難へと疾走し、哀れなかいらいは死ぬことも知らずにその後を追っている。

上司と共に時代の断崖から転がり落ちる時になっていくら後悔しても、何の用をなすのか。---

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