中国のある貿易業者は、北朝鮮から松の実を輸入しようと交渉を進めている。提示された金額は1キロ(900〜1070粒)で30元(約510円)。中国産の100元(約1700円)に比べて3分の1以下だが、貿易商は答えを出しあぐねている。
というのも、北朝鮮産のものは精製されておらず、大きさもまちまち、殻が1〜2割混じっているためだ。あまり安く売ると儲けが出ないが、だからと言って高値で売ると消費者から何を言われるかわからないというわけだ。この業者は、一体いくらにすれば適当かが判断できず、悩んでいるという。
このような資源の争奪戦は、北朝鮮の各地で起きている。