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また、脱北者のC氏も「何年か前、中国で当時17歳だった脱北者の少女が石灰石鉱山で働いていたが、中国人労働者に集団で強姦された。その後、韓国に入国したが対人忌避症のため社会に適応できずにいる」と話した。

この様に自由と生計のために脱北を選択しても、特殊な身分から法の保護を受けることができず性犯罪に直面してしまうケースが多い。

状況の改善も難しい。

イ・ヨンファン北朝鮮人権市民連合調査研究チーム長は「(性犯罪)被害者に事件の情況を聞き取り、加害者に対する法的処罰を加えようとしても、被害者が話をしようとしない。北朝鮮に残した家族のに不利益が発生する事を心配している為だ」と説明する。

韓国で脱北者の定着支援を行っている政府機関、ハナ院の関係者も「脱北者が性犯罪に遭っている可能性は考慮しているが、正確な事実は確認できていない。当院は韓国社会への適応訓練が主要な業務だ」と話すのみだった。