「3級以上をもらうには、国家公認試験で合格しなければならない。3級所持者は大卒者と同じ扱いだ。3年制の徳川(トクチョン)自動車単科大学を卒業しても、成績が極めて優秀でない限りは、4級しかもらえない。それで、30年以上ドライバーをやっても4級の人がほとんどだ。金策には、2級以上の人は2人しかいなかった」
「最高級の1級をもらうには、自動車の設計ができなければならない。
このようなシステムにはそれなりの理由がある。北朝鮮の道路事情は劣悪で、車検などの定期的な検査、メンテナンスのシステムがないため、車はよく故障する。また、老朽化した車も多い。
「北朝鮮で運転するにはライター、コメ、水、鍋が欠かせない。ドライバーの命だ。車が故障して動けなくなったら、何日も工場から修理担当者がやってくるのを待たなければならないからだ。」
冬に高速道路や夜の山道で車が故障すれば、命を落としかねないのだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面北朝鮮で免許を取るもう一つの方法は、軍隊に入ることだ。