北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は9日、日本の小野寺五典防衛大臣の言動や自衛隊の動向に対して、「日本反動層の策動は限界点を超えた」とする署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
論評は、小野寺氏が先月27日に、北海道函館市の自衛隊駐屯地に新たに配備された地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」の部隊を視察し、「万全の戦闘態勢を維持しろと言い立てた」と指摘した。
また、海上自衛隊の護衛艦・さざなみが、沖縄県周辺の海域などで米原子力空母・ロナルド・レーガンと共同巡航訓練を実施したことなどを取り上げ、「朝鮮の『威嚇』を口実にして再侵略の道に踏み出そうとする日本反動層の策動は限界点を超えた」と主張した。