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北朝鮮が44年ぶりに朝鮮労働党の最高指導機関選挙の為に党代表者会を9月上旬に招集することを決めた。この為、年内にキム・ジョンウンの3代後継者作業が具体化されると予想される。

党代表者会は労働党の最高意思決定機関の党大会と、党大会の間に党の路線、政策、戦略戦術の至急な問題の討論・決定する機高ナ、任務を果たさなかった党中央委員会の委員、候補委員、中候補委員の召還や補選も行われる。(朝鮮労働党規約第30条、1980年10月に修正)党代表者会の代表者選出の割合と選挙の手続きは全て党中央委員会が決める。

労働党のこのような決定は、今年創立65周年を迎え、1980年の6次党大会以降、事実上活動が全く無かった労働党の指導組織を復元しようとする意志として考えられる。

しかし、今回の政治局の決定書では党代表者会の招集の理由を『党の最高指導機関の選挙』として制限することにより、党大会の開催など党組織全般に対する再整備ではなく、キム・ジョンウン後継者作業のための『最小限の議決国「の構築』に留まると思われる。

注目すべき点は、キム・ジョンウンの登場の有無だ。金正日の場合、1980年の6次党大開で党で政治局常務委員、党軍事委員、党書記局の書記などの職位に勤めた。キム・ジョンウンの場合、党の中央委員は基本で少なくて、最低でも党内の幹部事業を総括する『組織書記』から最高では『党の総秘書』の権限が与えられると思われる。

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党代表者会でキム・ジョンウンの権力掌握が公式すれば、政治実務的な負担の大きい党大会を経ずとも、『手続き上の権力継承』はある程度完成されるだろう。これまでの国防委員会の権威強化措置から判断すると、今後キム・ジョンウンに対する公開的な『内部推戴』作業に本腰を入れると思われる。

北朝鮮は昨年の憲法改正を通じて、国防委員会の権威とその役割を引き上げた。これを基に、現在権力階層で唯一のローヤルファミリーである張成澤を国防委員会副委員長に電撃昇進させた。(最高人民会議第12期の3回目の会議)

『党権力の継承→軍権の継承→国の領導権を継承』という公式的な後継者継承過程を控え、軍部および党内部でキム・ジョンウンを推戴する組織的な基盤を作り上げたとの分析もある。

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さらに、金正日の健康状態が良くない為、キム・ジョンウンの後継作業が北朝鮮ならではの『速度戦』で展開される可能性も高い。

国家情報院のウォン・セフン院長は24日、国会の情報委員会の全体会議に出席し「北朝鮮は金正日の健康問題で後継者体制の早期構築に主力している。『キム・ジョンウン青年大将同志』などの歌や詩を普及させ、暗記大会まで開催するなど、住民向けのキム・ジョンウン偶像化が行われている」と報告した。

一方で、開かれた北朝鮮放送は、「キム・ジョンウンの肖像画が2月頃に萬寿台創作社によって制作完了し、現在1千万枚程度が印刷された。これを金正日の書記室が管理している」と伝えた。同放送は昨年10月に「北朝鮮は2010年10月前後に党大会および党代表者会を開き、後継者としてキム・ジョンウンを公式化する」と報じるなど、今回の政治局の決定書の内容を正確に予想した。