北朝鮮の国連代表は6日、人権問題を議論する国連総会第3委員会に参加し、日韓を非難する演説を行った。朝鮮中央通信が8日、伝えた。

代表は、「朝鮮民主主義人民共和国は人権保護・増進、特に女性の人権を保護するための対話と協力を重視し、その実現のために努力の限りを尽くしている」と主張した。

つづけて、「日本軍性奴隷犯罪は第2次世界大戦の時期に日本が20万人の朝鮮女性をはじめアジアと諸国の数多くの女性を日本軍の性のなぐさみものにつくり、彼女らの人権を蹂躙した特大型の反人倫犯罪である」と指摘した。

また、「国連は、数十万人の女性に性奴隷生活を強要した特大型の犯罪を働いたのにむしろ、彼女らを『売春婦』と冒とくしている日本の犯罪を絶対に許してはいけず、公式謝罪と賠償をするように圧力を加えるべきであろう」と強調した。

代表は、2016年4月に起きた北朝鮮レストラン従業員集団脱北事件について言及し、「南朝鮮当局がかいらい情報院のごろつきを駆り出して海外で12人のわが女性公民を白昼に集団的に誘引、拉致して南朝鮮に連行した」と韓国政府を非難した。

その上で、「南朝鮮当局が真に民族の和解と団結、統一を願うなら、集団的誘引・拉致蛮行に対して直ちに謝罪し、わが女性公民らを一刻も早く家族の懐に送還すべきであろう」と述べた。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮代表 日本と南朝鮮当局が女性に反対して働いた反人倫犯罪行為を糾弾

【平壌10月8日発朝鮮中央通信】朝鮮代表が6日、第72回国連総会第3委員会会議で案件「女性進歩」の討議に参加して演説した。

代表は、人口の半分を占める女性は家庭と社会の福祉増進と発展、2030年持続開発目標の達成において大きな役割を果たしているとし、次のように強調した。

朝鮮民主主義人民共和国政府は女性が国家社会生活の各分野で男子と平等な権利を持って自分の権利を十分に行使するようにするための法律的・実践的措置を引き続き取っている。

朝鮮民主主義人民共和国は人権保護・増進、特に女性の人権を保護するための対話と協力を重視し、その実現のために努力の限りを尽くしている。

代表は、今後も男女平等と女性権利擁護、女性進歩、福祉向上のために国際的協力と交流をいっそう発展させていく共和国政府の立場を闡明(せんめい)した。

続けて代表は、日本と南朝鮮当局が女性に反対して働いた反人倫犯罪について次のように糾弾した。

周知のように、日本軍性奴隷犯罪は第2次世界大戦の時期に日本が20万人の朝鮮女性をはじめアジアと諸国の数多くの女性を日本軍の性のなぐさみものにつくり、彼女らの人権を蹂躙(じゅうりん)した特大型の反人倫犯罪である。

敗北以降72年が経ったこんにちまでも日本は、自分らの犯罪に対して認定はおろか、否定したあげく、はては伏せようと騒ぎ立てている。

日本は国際社会の要求通り過去の反人倫犯罪に対する責任を国家的に、法的に認めて当然な謝罪と賠償をすべきである。

国連は、数十万人の女性に性奴隷生活を強要した特大型の犯罪を働いたのにむしろ、彼女らを「売春婦」と冒とくしている日本の犯罪を絶対に許してはいけず、公式謝罪と賠償をするように圧力を加えるべきであろう。

2016年4月初め、南朝鮮当局がかいらい情報院のごろつきを駆り出して海外で12人のわが女性公民を白昼に集団的に誘引、拉致して南朝鮮に連行した。

しかし、南朝鮮当局はいまだに彼女らの生死如何さえ国際社会はもちろん、被害者の家族に知らせていない。

われわれは、国連事務総長と国連人権高等弁務官、国連人権理事会に数回にわたって南朝鮮当局の集団的誘引・拉致蛮行を問題視し、犯罪者らを国際法廷に立たせることを求めたことについて再び想起させる。

しかし、いままで肯定的な結果がないのは残念なことだと言わざるを得ない。

最近、共和国政府はまたもや国連人権高等弁務官に北と南を各々訪問してこの問題を解決することを公式に提案したし、被害者とその家族に直接会ってみて一日も早く再結合できるように当該の措置を取ってくれることを公式的に提起した。

代表は、南朝鮮当局が真に民族の和解と団結、統一を願うなら、集団的誘引・拉致蛮行に対して直ちに謝罪し、わが女性公民らを一刻も早く家族の懐に送還すべきであろうと言明した。---

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